浴衣を愉しむために
浴衣には普通の和服と同様、すでに仕立て上がっているものと、生地を選び、 自分の寸法で仕立ててもらう誂えがあります。
5月になると、デパートの呉服売場にはお仕立て上がりの浴衣がズラリと並んでいます。近年、 お召しになる日に、それを買って、そのまま着て花火に向かう・・・という、手間も時間もかからないうえ価格も安い・・・ と求める方が多いと伺います。
簡単でいいことずくめのように思えるのですが……。気になる点も多々。
お悩みは、既製の浴衣はどんな体型の人にもあわせることができるよう、 体型の大きな人にあわせて作っていることが多いため、小柄な方、お背のある方の場合、サイズがない・・・ということも。また、 普通体型の人が着ると、大き過ぎることが多いようです。
着物は帯で調整して着ることができるので・・・といっても、自分の体型にあっていない着物だと、 裄丈が長過ぎたり、おはしょりがもたついたりと、すっきりと着られないのです。
実は、体に合っていないと、着心地もよくないのです。
お誂えさなった方の感想で一番多いことが、こんなに簡単に着れるとは思わなかった・・・ということ。 すっきりと浴衣を着こなすには、やはり誂えがオススメ。
お誂えの手順を簡単にご紹介いたしますので、参考になさってくださいね。
浴衣を誂える際には、まずは生地選びから入ります。
竺仙ではコーマ生地、綿紅梅生地、綿絽生地、縮生地などがあり、染め方もさまざま。 前述でご紹介しましたね。
一番オーソドックスは、コーマ生地を注染で染めたもの。コーマ生地は非常に細い糸で織られた生地で、 風合いがしなやかで張りがあるので、肌にしっくりなじみます。
お気に入りの生地を選んだら採寸を。襟幅や裄丈、着丈など好みがあれば、この時に伝えましょう。通常、 出来上がりまではだいたい1カ月は必要となりますので、早めに発注することをおすすめします。
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