長板中形とは
江戸時代から現代に受け継がれてきた「長板中形」とは、木綿を本藍一色で染めた、
夏に着る超高級ゆかたを言います。
江戸時代から始まり、明治時代に大変流行した江戸ゆかたの主流です。
長板とは、5、6メートルほどの樅の一枚板で、糊で型付けをするときに使用するもの。
中形とは、文様の大きさで、中くらいの大きさの文様のことをいいます。柄には絵師の描いた大柄にものと、
昔の小型紙を利用した小柄のものがあります。また、中形より大きい文様のことは「大紋」、小さいものは「小紋」。
長板中形には表と裏に糊で型付けをする方法があり、表と裏の糊置きをずれないようにするには、 熟練が必要です。藍甕につけた布を引き上げ、空気に触れさせて酸化させると、藍色に発色する。甕につけては引き上げる作業を繰り返すと、 次第に美しい藍色に染まっていくのです。
染め上がった布の糊を洗い落とすと、糊の落ちたところが白い模様になって現れてきます。熟練の職人さんは、
表と裏の糊がずれなく、ついているため、そこには藍の染料が全く付かないのです。だから、白いところがくっきりと浮き上がってきて、
染め上がりがとてもキレイなのです。
●染め方
長板に貼った生地の上から型置きを行います。
12mの生地に型置き、生地を裏返し、裏から表の柄に合わせるように糊置きを再度行います。 この時表と裏の柄がぴったり合わないと染めた後には柄がぼやけてしまうので、職人の腕が問われるのです。
糊置きを両面施した生地を藍瓶の中に3回から5回位浸したら染めあげます。
藍染めは酸化により染色がすすみます。 即に染上げられたばかりの一年ものは完璧に芯まで染まった状態ではありません。 出来れば1~2年空気に触れた品をお選びになるとよいかと思います。
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